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コロナウイルス流行にともない、現在、該当する国や地域からの日本への航空便の減少及び検疫強化の為、出入国が難しくなっております。日本国民が帰国できないという事では無いですが、海外居住邦人にとって自国へ自由に行き来できなくなるという事は少し不安になることもあります。

 不動産と関係ないのですが、タイから日本へ帰国した際の私の経験を記しておきたいと思います。

 

【1】タイ出国

スワンナプーム空港出国ロビーは入口を限定しサーモグラフィで体温チェックされ〇シールを張り付けられるのみ、一人ひとり体温チェックも無しでした。

530頃でしたが大半は国内線利用者で、ほかの国際便を確認するのを忘れてしまいましたが、周辺を見渡す限りこの時間帯に国際線のチェックインカウンターがオープンしていたのは、JAL便(JL708)のみではなかったかと思います。

出国手続きについても利用客が少ないのでこの点は非常にスムーズに搭乗口まで到着でき、免税店等はメイン通路のお店はほぼオープンしていました。

IMG_8144スワンナプーム空港.出国階

 

【2】搭乗
エコノミーは満席ではないですが7-8割ほど埋まっていたように思います。乗客は日本人、タイ人以外の乗り継ぎ利用の欧米系外国人も目立ちました。

ソーシャルディスタンスの為に席の間隔を空けていることは無いようで通常とあまり変わりありません。日本に入国する搭乗者に関してのみ入国時の検疫に必要な質問書を配られ必要事項を記入します。


質問票の内容:搭乗者情報、日本での住所、問診、到着14日間の滞在場所、連絡のつく電話番号とメールアドレス
*この票は、患者の早期発見や追跡調査に使用されます。虚偽の申告をした方は、検疫法第36条の規定により罰せられることがあります。(6か月以下の懲役または50万円以下の罰金)

IMG_8137 (1)検疫所の質問票
IMG_8143アプリ利用の案内

【3】入国
成田空港到着すると、乗り継ぎの乗客が先に降ろされこの方たちは入国しないのでそのまま次の便へ移動します。日本入国者は日本国籍者と日本国籍者以外に分けられ検疫の手続き準備ができるまで機内で待機し、準備できると国籍グループに分かれて飛行機を降ります。

当日の便には日本人は20人程おり、全員が揃うと検疫官から手続きの説明を受けます。

その後、一人もしくは一家族毎に一人の検疫官が機内で記入した質問票をもとにヒアリングを行います。内容に間違いのないことを確認し、更に成田空港検疫所長からの要請書(入国後の行動制限に関する内容が記されています)に署名を求められ、これに署名すると次のステップに進みます。検温とPCR検査のガラス管の氏名の確認をされ、PCR検査(綿棒で鼻奥の粘膜を採取するタイプ)へ進みます。検査は無料です。


IMG_8142要請書とPCR検査票

PCR検査が全員終了すると、検査結果を待たずに自宅等への帰宅する方、検査結果を待つ必要があるホテル等に滞在する方、その他に分けられ、そのグループ毎に検疫官に従い入国審査を行い、待合場所へ誘導されます。お迎えのある方達は指定の場所に車が到着したら検疫官同行で待合室から退室し車まで検疫官同行で出発することを確認されます。

PCR検査結果を待つ必要のある方々は、バスが到着するまで待合室で待機となります。


この日の到着便はバンコク、香港、北京、ドーハ(カタール)でした。
到着便毎に待機場所が分けられることはないです。

つづきは検査結果判明までの待機について書いていきます。