今月CBREから2019年Q4のバンコクオフィス市況のリポートが発行されましたのでその内容を書いていきます。
(1)バンコクオフィススペースの供給
2019年のオフィススペース供給量は897万平方メートルで、2つのビルの廃止により前年から、0.03%減少しました。新たなオフィスビルの完成はバンナーエリアのSummer Lasalle (Bhiraj buri社)です。
(2)空室率
空室率は2019年Q4は0.69%と2014年に10%を下回った以降、最低値となっております。
ただ、現在建設中のオフィススペース供給が100万平米、更に、未着工の計画が150万平米と、これらの建設が完了すると、バンコク市内のオフィススペース供給量は約1,150万平米に達する為、空室率や賃料の上昇が緩やかになっていくのではないかと予想します。
(3)賃料
2019年Q4は前四半期に比べ非常にスローペースで上昇を続けました。
今期最も伸びが高かったのはNon-CBD Grade Aのオフィスで876→892THB/㎡
前期比1.8%の値上げでした。供給量が少なく強気の値上げが原因です。
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